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がん治療の歴史

「不治の病」と呼ばれているがんは、長い間医師や研究者たちが研究し続けている病気で、その治療の歴史は一世紀以上にもなります。現在に至るまで「外科手術」、「放射線治療」、「抗がん剤」、「免疫療法」といった治療法が登場し、副作用の軽減とがん治療の効果向上のため、更なる研究開発が行われています。

古代の文献にも記録が残る外科手術の歴史

がん治療のうち、最も一般的な手術は、部位ごと切除してがんを取り除く方法です。この方法は古くから存在しており、紀元前の文献に、すでにがんと思われる症状の外科手術記録が残されています。 1879年、フランス人のジュール・ペアン医師が世界で初めて胃がんの切除手術を行いました。その手術は失敗に終わり、その後も同手術の成功例はほとんど見られなかったのですが、それらの失敗事例から、がんが発覚しても積極的にメスを入れるべきではなく、手術の妥当性がある場合に限り、外科手術を行うべきだと考えられるようになりました。なお、これは現代医療にも通用する考えとされており、手術の現場で用いられています。 1940年頃から、リンパ節を取り除く外科手術は有効だという考え方が広まり、リンパ節除去によってがん治療を行う医師が増えました。ただし、当時はがんがある部位全体を切除する手法が中心だったので、その後の副作用が大きいという問題があったのです。 近年、がんの治療時は身体機能の回復を考え、腫瘍ができている部位はできるだけ小さく切り取る外科手術が一般的になっています。これは、患者ががんの部位を切除した後のQOL(生活の質)を維持することを目的としています。

100年以上の間に進んだ放射線治療の歴史

放射線を用いたがん治療の歴史も古く、1895年にレントゲン博士がX線を発見すると、すぐに医学に応用されるようになりました。翌年には湿疹・にきびといった皮膚疾患のほか、乳がん、舌がん、胃がん治療などにも用いられました。また、同時期にはキュリー夫人がラジウム(放射線)を発見し、がん治療に応用しています。 放射線の発見当初、副作用や障害に対する理解は乏しいものでした。そのため、レントゲン博士は放射線によってやけどを負い、発明家のエジソン氏はX線の実験中に弟子を亡くすなど、さまざまな事故が起きたという記録があります。 1950年代になると、放射線治療はがんの治療法として、一般的に用いられるようになりました。核反応炉で開発された安価なコバルト60が、がん治療に応用されたことがきっかけになったのです。 近年がん治療で用いられる機会が増えた粒子線治療は、1946年にアメリカ・ハーバード大学のウィルソン博士によって提唱されました。その後、加速器の開発、正確ながん診断技術の発展に伴い、1961年に実用化します。1990年になると、アメリカ・ロマリンダ大学に、初めての粒子線治療専用の治療施設である陽子線治療センターが設立されました。 日本での研究はアメリカより少し遅れていますが、1970年代頃から、放射線医学総合研究所と筑波大学陽子線医学利用研究センターが共同で、陽子線の臨床研究を開始しました。その後、2003年に高度先進医療として承認され、現在がん治療に用いられています。

第二次世界大戦によってもたらされた抗がん剤研究

抗がん剤研究の歴史は、第二次世界大戦中にアメリカ軍のトラックが、ドイツ軍の空爆を受けたことをきっかけに始まります。ナイトロジェンマスタードが流出した際、トラックに乗車していた兵士たちは、白血球値が激減して死亡してしまいました。このとき、ナイトロジェンマスタードの細胞毒性に注目が集まり、抗がん剤として用いられるようになったのです。 日本国内では、終戦直後から1960年代にかけて、抗がん剤の研究が進みました。この時期は、抗生物質の研究過程で誕生したマイトマイシンをはじめ、さまざまな治療薬が登場しました。 1974年、フトラフールと呼ばれる経口投与が可能な抗がん剤が発売され、従来よりも軽い副作用でがん治療ができるようになりました。その後、フトラフールをベースとしたユーエフティが1984年に登場すると、この薬をベースに、2003年には日米共同開発によるユーゼル錠、2009年にはスティックタイプのティーエスワンなど、治療成果が現れやすく、副作用の少ないタイプの抗がん剤が開発されていきました。

1970年代以降に登場した免疫療法

免疫療法は1970年代頃に誕生した治療法です。人体の免疫機能を強化し、病気を予防しようという目的から誕生しました。特に、結核菌製剤のBCGは、「非特異的免疫療法」と呼ばれ、結核予防を目的に盛んに用いられました。 がん治療の現場で研究が進んだ結果、1980年代にはBRM療法という治療法が登場しました。サイトカイン(主に「インターロイキン」「インターフェロン」)という免疫を刺激する物質を投与し、免疫機能を活発にする方法です。 また、1990年代になると、がん抗原(がんの目印)や樹状細胞療法が発見されました。こうした経緯から、免疫機能ががんを撃退するメカニズムがわかり、免疫療法の研究は現在まで発展し続けています。

1993年に登場したBAK療法

非特異的免疫療法の研究・発展のなか、当クリニックが行っている「BAK療法」が元・宮城県立がんセンター研究所免疫学部長の海老名卓三郎博士によって考案され誕生しました。患者の体内から免疫細胞を取り出し、細胞を100億個まで増殖させ、活性化させることによって、体内の免疫機能を強化し、がんを撃退する療法です。詳細は以下のページをご覧ください。

>>BAK療法について

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