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免疫細胞療法『BAK療法』とは

免疫細胞療法は、がん細胞を治療する第4の方法として注目を集めています。なかでも、「免疫細胞BAK療法」は、海老名卓三郎博士(元宮城県立がんセンター研究所免疫学部長)が、特許を取得した治療法です。これまでに副作用のリスクが報告されておらず、患者様の身体に負担がかかりません。そこで、今回は免疫細胞療法の基礎知識と、免疫細胞BAK療法のメリットについてご紹介します。

がんを発見、撃退する免疫機能のメカニズム

実はがんの原因である異常細胞は、毎日5,000個以上発生しています。これは、細胞のコピーミスによって起こるのですが、免疫機能が排除しているため、健康な免疫力のある方ががんになるリスクは少ないです。
人間の身体には、異常なものを発見するとそれを排除しようとする免疫機能が存在します。がん細胞は、人間にとって異常な細胞であるため、通常であれば身体から排除されます。しかし、免疫力が落ちるとがん細胞が蓄積されてしまい、がんを発症してしまうのです。

免疫細胞療法のメリット

免疫細胞療法が注目されている理由は、従来の治療と違い、正常な細胞を攻撃せずに、がん細胞だけを撃退できると考えられているからです。現状は自費治療になってしまいますが、がん細胞を特定して攻撃できる治療法として注目されています。自己の免疫細胞を使用するので副作用のリスクがなく、治療を受けることができるのです。

免疫細胞BAK療法の基礎知識

免疫細胞BAK療法は、海老名卓三郎博士が考案、特許を取得した免疫細胞療法のひとつです。一度でさまざまながん細胞を攻撃できるうえに、副作用のリスクがありません。患者様のQOL(生活の質)を高めることを目的とした、新たな免疫療法です。
免疫細胞BAK療法は、特定の医療機関でなければできません。免疫細胞を培養する「細胞培養加工施設」と、細胞の培養を加工施設に委託する「再生医療等提供機関」を利用すれば、治療が受けられます。
BAK療法による治療を受ける場合、基本的に入院する必要はありません。採血したら、約2週間後に点滴投与を行うために通院するだけです。(通常、12回受診することを1クールとしているため、初回の血液検査および採血を含めて13回程度の通院が必要だといえます。)

従来の治療法との違い

免疫細胞BAK療法は、従来の免疫細胞療法とがん細胞の認識方法が異なります。これまでは、キラーT細胞にがん細胞を認識させて攻撃するという方法だったため、ヒト白血球抗原(HLA-I)とがん抗原の療法を認識しないと撃退できないという難点がありました。しかし、免疫細胞BAK療法はNK細胞を用いることで正常な細胞を認識し、それ以外の異常な細胞(がん細胞)を発見して攻撃できるという特性があるのです。
また、がん細胞の70%程度ががん抗原を消失しているとされており、CTL療法や樹状細胞療法のようなキラーT細胞を用いる免疫細胞療法では、多くのがん細胞を攻撃できません。BAK療法は免疫細胞のうち、CD56陽性細胞も増殖させるため、これらの治療法では撃退できなかったがんにも治療効果を発揮します。
また、他の免疫療法と比べ、免疫細胞増殖能力が高いことも特徴です。「無血清ALyS-BAK培地」を栄養源とし、免疫細胞をおよそ100億個まで培養できます。なお、この血清は人や他の動物のものを使用していないため、細菌や病原ウィルスが混入する恐れはありません。

副作用のリスク

免疫細胞BAK療法は正常な細胞を認識し、がん細胞を攻撃するというメカニズムです。つまり、正常な細胞を誤って傷つけることがありません。培養が終わって体内に戻した後、稀に38度台の発熱状態になることがあります。これは免疫細胞ががん細胞を攻撃するためであり、数時間後には平熱に戻ります。

治療の流れ

免疫細胞BAK療法は、ステージⅠの場合は月2回、ステージⅡ~Ⅳの場合は月4回の頻度で、治療を開始し、治療経過によって回数や間隔を変更して治療を進めます。治療の手順は以下のとおりです。

  1. 採血
    来院時、血液検査を行ったうえで、注射器により20mlの血液を採血します。
  2. リンパ球抽出
    20mlの血液からリンパ球を抽出します。
  3. 増殖活性化
    抽出したリンパ球を培養します。
    2週間程度培養し、約100億個まで増殖させます。
  4. リンパ球回収とインターフェロン処理
    増殖したリンパ球を回収し、特許取得の技術により、がん細胞に対する攻撃力をさらに強化します。
  5. 点滴投与
    点滴投与により、培養した免疫細胞を体内へ戻します。

がんの転移や再発を防ぐ治療法

がんの三大治療と呼ばれる「外科手術」「抗がん剤」「放射線」は、副作用のリスクがある代わりに、大きながんを切除したり、撃退したりできるという強みがあります。これに対し、免疫細胞療法は、大きな悪性腫瘍の治療や即効性という面では、必ずしも三大治療のような成果は望めません。ただし、それぞれにメリット・デメリットがあり、どちらかが優れているというより、新しい選択肢のひとつとして免疫細胞療法による治療が注目されています。
免疫細胞療法は、大きな腫瘍の切除等を行ったあとで、免疫機能の強化を目的として取り組む人もいます。免疫機能が高まると、がんの転移や再発を予防することが可能です。また、相乗効果が期待できる治療法なので、他の治療法と併用しながらの治療も可能です。

免疫細胞療法は、がん細胞が全身に転移したり再発したりするのを防ぐことができます。特に、免疫細胞BAK療法は、キラーT細胞を用いる従来の免疫細胞療法では、撃退できなかったがん細胞も治療可能です。重篤な副作用はこれまでに報告されていないので、よりリスクがない治療を受けたい方は検討してみるとよいでしょう。

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